春が咲かせた桜 わんダフルシーズーず

保護犬との生活。犬の膵炎などの闘病の記録です。

保護犬との暮らしは謎がいっぱい

前回書いた感じのしんみり話ばかりではなく、楽しい謎な行動もいくつもありました。

 

例えば、台所で私が料理をしていると、決まってそばにやってきて、何かをせがんでいるようにアピール。

それでも何もあげずにいると、文句を言いながらこたつに帰って行くのですが、時折、言い合いになる事もありました。

 

「これ、玉ねぎだし、さくら食べられないでしょう?」

「ワゥ~ワゥ~ワゥ~(小声でなんか言い返してる)」

「しょうがないじゃん。犬は食べられないもん。さくらはさくらのごはん食べればいいじゃん」

「ワゥ~ワゥ~ワゥ~」

「だって犬は、これ食べないもん~」

「ワゥ~ワゥ~ワゥ~」。。。

 

といった具合に。

 

そして、せんべいが大好物のようで、旦那が食べているとすかさず旦那に目を輝かせて猛アピール。でも、他のお菓子を食べていても、それは興味がないようなのです。

前の飼い主さんとよく食べてたのかなぁ?

 

それから、旦那が座椅子に座っていると座椅子のひじ置きによじ登ってくっついていたり、それなのに膝の上は好きじゃなかったり。

抱っこはされ慣れていないようで、抱き上げると緊張して、タヌキ顔全開になってしまったり。

 

あとはとにかく散歩大好き、よく歩く。

1駅2駅くらい平気で歩く。

 

 

散歩の時間が遅れていると、とにかく散歩に行きたくてうずうず。

うちのマンションは、共用部での犬を出すのが禁止なので、いつもキャリーバッグに入れて、外に連れて行っていたのですが、散歩の時間が来ると、一人で廊下に置いてあるバッグに入って連れてけアピール。

 

 

私がちょっと、他の事をしててのめりこんでようものなら、すぐそこから熱視線で猛アピール。バッグに入って待ってるし。

 

大雨が途中で降り出してきても、気にせず雨に打たれながら歩き続けるタフぶりでした。

おかげで体力は凄いあって、動物病院の先生に褒められる事も。

 

寝る時は、必ず旦那の布団。

たまには一緒に寝ようよって、私の布団側に連れてきても、嫌らしくてすぐに旦那側に移ってしまうのです。

 

 

きっと、その行動に以前の生活のヒントがあるんだろうけど、こちらの想いもよらずにさくらがとる行動全部が、面白い謎でありました。

はるこの事は、全部わかってたから、この行動はあの事から、あの時からこういうしぐさをするようになったなって、全てわかったんだけど。

まるで、書きかけの面白い本を、前の飼い主さんから渡されたみたいに、前のページを覗き込みたい事ばっかりで、とにかく楽しい毎日でした。

 

もしかしたら持ち前の芸だったのかもしれないけど、名前を呼ぶと首をかしげてくれるっていう、可愛くてたまらない仕草と、お手もしてくれてたのに、

その後もっともっと、家族の一員になっていくに従って、それらは一切してくれなくなりました。

 

釣った魚にえさはやらないって???

 

 

やっぱり前の生活がそうだったからか、それとも保護施設に居た頃、譲渡会で色んな所に行っていたからか、移動にはとにかく慣れていた子でした。

車には、喜んで自ら乗り込むし、走り出してもおとなしく寝ているし、色んな初めての所に行っても、ちっとも動揺していない様子でした。

 

私の実家にもよく行って、実家の犬たちともすぐに慣れてた。

 

旦那の実家は、生まれも育ちの東京のさくらにとって、都内からはだいぶ離れたかなりの田舎街なんですが、年に一度連れて行っても、やっぱり順応してたし。

 

偶然、散歩してたら空の向こうに虹がかかったよ!

 

だからきっと、色んな事が明るいんだって、さくらともっともっとたくさん思い出造るんだって思ってた。

さくらとは、出会うのが遅かった分、もっと長生きしてほしくて、犬の最高寿命のギネスを塗り替えるくらいの奇跡が起こらないかなって、いつも思ってたよ。

はること暮らしていた時も思ってた。

 

なんであの子達は、もっともっと長生きできないんだろう。

それは、犬は優しくする事を知っているから、この世でそんなに学ぶ事がないからって聞いたことあるけれど、それでもやっぱりもっともっと一緒にいたいよ。

いつもそう願ってしまう。

 

 

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