春が咲かせた桜 わんダフルシーズーず

保護犬との生活。犬の膵炎などの闘病の記録です。

保護犬さくらとの暮らしが始まった!

さくらが家にやってくる日になりました。

 

保護犬を引きとる時は、まず家の様子を施設の方が観に来て、OKだったら引き受けとなるそうです。いわゆる面接です。

電話で訪問の日をやりとりをし、いよいよその日を迎えました。

 

施設の代表さんが直々に訪問しにくるのです。

 

すでに電話でのやりとりで、12歳のわんちゃんを引きとる人はなかなかいない。

この施設では、今までいなかった。だから、本当にありがとうございます。と言葉をいただいていたので、訪問と言えども、ほぼ決定のようで、すでに一緒にさくらがゲージに入れられてやってきました。

 

まさしく、どきどきわくわくです。

旦那と一緒にお迎えしました。

 

先代のわんちゃん(はるこ)がどうして死んでしまったのかの質疑応答、

再度さくらの保護された時の環境のお話、

30分くらいだと思うけど、それらを話し合いしました。

 

特に、こんな時どうする?などというテストめいた事は聞かれませんでしたが、

やっぱり保護団体としての責任だと思いますが、先代はるこに関しての話で、厳しいことも言われました。

はるこに対しては、何もしてあげられずに死なせてしまったこと、後悔しているのは、私が一番してるし、今もだけど・・・

 

とは言え、新しい家族の誕生です。

再度、書類にサインをし、譲渡金をお渡ししました。

 

と、同時にさくらにとっては、一年以上、一緒に暮らした保護施設の方とのお別れです。

わかっているのか、わかってないのか、特段寂しがる様子も見せずに、お別れの時を迎えました。

 

代表の方は、家の玄関から出る時さくらにお別れのキスをすると私を見て言いました。

 

「この子は、前のワンちゃんの代わりではありません。前のワンちゃんにはなれませんからね。それはしっかり覚えておいてください。」

 

はるこの代わりにしようなんて思っていません。それに、どの子もなれません。

だって、一緒に過ごしたあの時間を繰り返すわけではないから。

時間を戻す事が出来ない限り、私を精一杯支えてくれた犬は、はるこだけなのです。

新しいワンちゃんは別の子であり、それは、小さい頃から犬の居る暮らしをしてきた私には、充分過ぎるほどわかっています。

でも、新しい家族に選んだからには、ゼロからでも積み上げて行くつもりです。

それは、人間側も犬側もだし。仲良くなるために、精一杯の努力をします。

それに、すぐに仲良くなれる事も、もう知っています。

 

正直、厳しい言葉だなと思いました。

言わなきゃいけないから言っているんだろうけど。

 

「もし、何かあったらいつでも返してくださいね。」

 

再度、厳しい言葉を言われて、「いえ、返す事はありません。」と返事をしていました。

 

代表さんが帰り、いよいよ本当にさくらとの暮らしのスタートです。

 

「さあ、もう自由な空気を吸うのだよ、我が家族よ。」

さくらは、リビングに準備しておいたもこもこの犬小屋に、率先して入って行きました。

でも、あいにくさくらには、小さかったようで、我が家に慣れて行くに従って、小屋には入らず、私や旦那と一緒にこたつにばかり入っていましたが。

 

とはいえ、さくらは本当に犬なのに、空気をよく読む犬でした。

だからもしかしたら、用意してくれた事を察して入ってくれたのかもしれません。

 

今見ると、本当におすまし顔。かなり、よそいきの顔なんです。

さくらも緊張してたんだろうなぁ。お行儀も凄くいいし。

 

私達の事、誰なんだろうって思ってたかなぁ?それとも、新しい家族だってなんとなくわかってた??

 

なんにしても、12歳、どれくらい一緒に居られるかわかんないけど、もうどこにも行く必要はないんだからね。

とにかく、さくらは頑張ってきたんだから、余生を楽しく過ごしてくれたらいいな。

 

なんて、この頃は思ってたけど、一緒に暮らしてみるとすぐに、余生なんて超えて一日でも長生きしてほしいって思ってたよ。

 

 

お腹空いてるかなとドッグフードをお皿に入れると、凄い勢いで食べてたのが忘れられません。

今までは団体生活で、競争だったのかな?

 

もう、誰かにとられることはないから、ゆっくり食べていいんだからね。足りなかったら、足すからね。と、旦那と笑いながら声をかけました。

 

 

 

 

あなたとワンちゃんの暮らしが楽しくありますように。
ランキング参加中です。応援のクリックをお願いします。

にほんブログ村 犬ブログへ

にほんブログ村