春が咲かせた桜 わんダフルシーズーず

保護犬との生活。犬の膵炎などの闘病の記録です。

憎しみの病名”膵炎”が見つかる

乳腺腫瘍から始まり、ヘルニアらしき症状が頻繁に出る、そして謎の咳込みと病気続き。でもそのたびに見事、復活と言う奇跡を起こしてきたさくら。

そもそも、前の飼い主さんが亡くなって発見されるまでの間を生き延びてきたのです。

そして、保護犬と暮らすと言う選択肢を特に持っていなかった私の元にやってきてくれたのです。

さくらは、奇跡を起こす犬なんだと私は信じていました。

 

それでも、そんなさくらに、これでもかと言わんばかりの新しい病気が見つかりました。

膵炎。人間でもよく聞く病名。

これを聞いた時は、怖くてショックでたまりませんでした。

私自身も以前、とある病気になって、病名がまだわからなかった時に、この病気を疑っていて、色々検索してよく知っていた恐ろしい病気だったからです。

 

実は、咳き込み事件より少し前に、いつもの心臓の定期検診で、先生が言いました。

「あれ?なんか体重減っちゃってますね。」

確かに、この数ヶ月くらいの間に0.45キロのマイナス。

「ごはんをよく食べられていないとかありますか?」

「いえ。食べる量はそんなに変わっていないと思うんですけど。」

先生の話を伺うと、犬の0.45キロ減は、人間で言うと数キロくらいの減り具合らしく、なんでなんでしょう?との事で。

 

食欲は、やっぱり普通にある方だと思うし、実際よく食べているし、散歩も良く歩いているし、この時はまだ、この体重減の恐ろしさを私は全くよくわかっていませんでした。

そのうちに、乳腺腫瘍の手術やその他もろもろと続いたので、頭の片隅には気にしていたものの、そもそも我が家に来て最初の時からは1キロ太ってたし(その太った状態から0.45キロ減でした)、一番に気にはしていませんでした。

 

そして、咳き込み騒動も治まり、少し落ち着いていたある朝、顔つきがいつもと違う事に気付きました。

さくらは、いつものヘルニアらしき症状が始まると目やにが出始めるので、その点も結構わかりやすいです。

いつものようにその症状だと思い、ストックしてあったいつものビタミン剤を飲ませました。

でも、いつもならすぐによくなるのによくならないのです。

しかも、翌朝早く、今までに聞いた事のない大きな声で鳴いたのです。

びっくりして飛び起きて、体を触ろうとすると余計にギャン鳴き状態。こんなさくら、初めてでした。

 

それにいつもと違ったのは、どんな時にでも食べたおやつを食べないのです。

食べたいけど、食べられない感じで。

さすがにこれはおかしいです。

 

いつものヘルニアらしき症状がちょっと悪くなったパターンなのか、いつもみたいにビタミン剤でこのまま様子見をしてみたらまた良くなるのか。迷いました。

でもそんな時、いつも思い出すのは、さくらが家に来た日に言われた保護団体の代表の方の言葉です。

「先代のわんちゃんを死なせてしまったんだから、この子の事は死なせないでくださいね、何か変だと思ったら、ぼーっと様子を見ていないですぐに病院に連れて行ってくださいね。」

正直、私にとっては暴言にも近いこの言葉が、いつも私を突き動かす言葉でもありました。

 

病院に連れて行き、症状を話すと先生は血液検査をしてみましょうと言いました。

そして、かなり時間がかかってやっと診察室の中へと再び呼ばれ、そこで先生が言った言葉は、予想すらしていない病名でした。

 

「膵炎ですね。」

 

いつもは、なんだかんだですぐに呼ばれるから、今回はこれだけ待たされることが、もしかしたらいつものように軽いものでないのかもしれないって事をなんとなく予想はしてたけど、それでもあまりに重病な名前で本当に驚きました。

「ええっ!?膵炎!??」

思わず聞き返しちゃってました。

 

 

さくらの誕生日は、いつなのかわかんないから、出会った日が記念日。

家族になってくれてありがとう。おめでとうさくら。

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これまた、とっても平和だった日の写真です。

 

 

 

 

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